リュート音楽
《トマス・ロビンソン》

2013.7.25

今日の音楽は、トマス・ロビンソン(Thomas Robinson/活動期1589–1609)。

16世紀末に活躍したイギリスのリュート音楽の作曲家には、
すでにご紹介しているホルボーンとこのトマス・ロビンソンがいるが、
この二人が対照的なのは、ダウランドの次に位置する評価を受ける作曲家だったホルボーンが
保守的で宮廷で愛される品の良さをもっているといわれるのに対して、
ロビンソンの音楽は技巧的にも目新しいところがあるという。
しかしながら、ホルボーンがダウランドの次に位置する評価を受けているのに対して、
ロビンソンは現代ではほとんど忘れかけられているという。

それでは、2台のリュートによる「A Toy」。
教師と教え子用らしい2人のリュートに掛け合いをさせているようなところも、
この時代、とてもユニークだったようです。
http://www.youtube.com/watch?v=VvjBxy4m5ok