リュート音楽
《ジャン=バプティスト・ベサール》

2013.9.13

今日の音楽は、ブルゴーニュ地方出身のリュート奏者で作曲家の
ジャン=バプティスト・ベサール(Jean-Baptiste Besard/1567年頃ブザンソン– 1625年頃アウグスブルク)。

リュート演奏法を含んだルネサンス及び初期バロック時代の音楽作品を幅広く含んだアンソロジーを編纂している。

生涯を簡単に。
ドール大学で法律を学び1587年法学博士となった後、ローマに行き1595年頃まで医学を学ぶ。
その間に、法学や医学の勉学の傍ら、有名なリュート奏者のLorenzino Del Liutoから音楽を学んでいる。
その後ケルンでは1603年、みずからの作品も含むさまざまな作曲家の同時代の器楽曲や歌曲のフランスのタブラトゥーラを出版。
1610年頃にはアウグスブルクへ行き、医学や法学とおそらくはリュートを教えていたようである。
1617年には、彼自身の作品が多く含まれている約60曲の独奏曲やアンサンブルを出版するとともに、
医学や物理学、歴史に関する論文も発表している。

それでは、「Branle- Branle gay, Joos de Momper II」
演奏は、Ulsamer-Collegium(Laute),Josef Ulsamer(Direction)。
http://www.youtube.com/watch?v=PbYwX5D3b-c

続いて、「Branle」。
演奏は、Roland Keunings。
http://www.youtube.com/watch?v=TL1v9D0oDYs