PATRICIA KAAS:PIANO BAR


2002.8.14

■PATRICIA KAAS:PIANO BAR
 COL 506169-7   2002
 
ぼくのお気に入り女性ヴォーカリストのなかでも
常に上位にランクインし続けているパトリシア・カース。
エディット・ピアフにも比較されるほど豊かな表現力をもっているのだけれど、
なにせ声の質がとてもぼく好み。
男性ではデヴィッド・シルヴィアン、女性ではやはりこのパトリシア・カース。
(もちろん、ジミー・スコットなどのような超越したところではまた話は別)
 
そのパトリシア・カースの新譜を輸入盤のコーナーで少し前に発見。
どうもまだ日本盤はでていないらしい。
なぜだろう。
今回はオリジナル曲ではなく、
映画音楽などのカヴァー曲集だからだろうか。
日本でもそこそこ人気があるはずなので、出ないのはおかしい。
ひょっとしたら、そのPIANO BARというタイトルが表わしているように、
秋風が少し似合うようなアルバムなので、夏の発売を避けて、
秋に入ってからの発売なのか・・・詳細は不明。
 
個人的な好みをいえば、
もう少し編曲をシンプルにして、
タイトルにもあるように、PIANO BARの雰囲気で、
ピアノのソロだけで歌ってほしかったかな、というところもあったり、
英語の曲が多いので、どちらかといえば
フランス語もののほうがいいなと思ったりもするけれど
なかなか素敵な仕上がりだと思う。
 
ともあれ、収められている曲は以下のとおり。
原題のタイトルだけではわかりにくいかもしれないけれど
けっこう有名な曲ぞろいです。
 
1.MY MAN
2.IF YOU GO AWAY
3.WHAT NOW MY LOVE
4.UN HOMME ET UNE FEMME
5.THE SUMMER KNOWS
6.I WISH YOU LOVE
7.YESTERDAY WHEN I WAS YOUNG
8.LES MOULINS DE MON COER
9.AUTUMN LEAVES
10.WHERE DO I BEGIN
11.SYRACUSE
12.LA MER
13.AND NOW...LADEIES AND GENTLEMEN
14.IF YOU GO AWAY(REMIX)
 
とこで、これまでパトリシア・カースが発表した
オリジナルアルバムは以下のとおり。
 
1988    mabemoiselle chante...   マドモアゼル シャントウ
1990    scene de vie             セ-ヌ ドゥ ヴィ
1991    carnets de scene         カルネ ドゥ セ-ヌ
1993    je te dis vous           永遠に愛する人へ
1997    DANS MA CHAIR            ダン マ シェ-ル
 
どのアルバムもいいけれど、
まだ聞かれたことのない方へすすめるとすれば、
やはりファーストアルバムだろうか。
 


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