■GA157 人間の運命と民族の運命
■GA157a 運命の形成と死後の生活
■GA158 四大元素界と人間の関係
■GA159 死の秘密/中央ヨーロッパの本質と意味、そしてヨーロッパの民族霊
■GA161 霊的認識の道と芸術的世界観の革新
■GA162 精神科学の光に照らした芸術の問題と人生の問題
■GA163 偶然・必然・摂理/イマジネーション認識と死後の経過
■GA164 人間を満足させる認識のための思考の価値/精神科学と自然科学の関係
■GA165 キリスト衝動を通じての人類の霊的統合
■GA166 世界の出来事と人間の行為における必然と自由
■GA167 人間の霊のなかの現在のものと過去のもの
■GA168 生者と死者の結びつき
■GA169 宇宙存在と自我
○GA170-GA176「宇宙の歴史と人間の歴史」全7巻
■GA170 人間の謎/人間の歴史の霊的背景(宇宙の歴史と人間の歴史 第1巻)
■GA171 人類の内的な進化衝動/ゲーテと19世紀の危機(宇宙の歴史と人間の歴史 第2巻)
■GA172 人間の職業のカルマーーーゲーテの人生との関連で(人間の歴史と宇宙の歴史 第3巻)
■GA173 現代史考察/虚偽のカルマ 第1部(宇宙の歴史と人間の歴史 第4巻)
■GA174 現代史考察/虚偽のカルマ 第2部(宇宙の歴史と人間の歴史 第5巻)
■GA174 a 東と西の間の中部ヨーロッパ(宇宙の歴史と人間の歴史 第6巻)
■GA174 b 第一次世界大戦の霊的背景(宇宙の歴史と人間の歴史 第7巻)
■GA175 ゴルゴタの秘蹟の認識のための礎石/宇宙の変容と人間の変容
■GA176 人間と人類の進化の真理/唯物論のカルマ
○GA177-GA180「霊的存在とその作用」全4巻
■GA177 外界の霊的背景/闇の霊たちの転落(霊的存在とその作用 第1巻)
■GA178 個体的霊存在と人間の魂のなかでのその働き(霊的存在とその作用 第2巻)
■GA179 歴史の必然と自由/死者の世界からの運命の働きかけ(霊的存在とその作用 第3巻)
■GA180 秘儀の真理とクリスマス衝動/古代の神話とその意味(霊的存在とその作用 第4巻)
1914年9月1日〜1915年7月6日、ベルリン、14回の講義
(連続講義39<時代考察>)
Menschenschicksale und Voelkerschicksale
●主な内容
・精神科学の光の中の国民性と国家
・ヨーロッパの諸民族の本質
・キリスト衝動とそれに仕えるミカエルの精神の本質
・個人的−超感覚的なもの
・イマジネーション的認識の道の三つの決定
・宇宙存在の偉大な進化過程における眠りと目覚めのリズム
・さまざまなヨーロッパ民族のその民族霊による刻印
・ドルナハにおける造形的な建築グループについて
・夢の予言的な性質と夢想家または月人について
太陽人と土星人について
・我々の感覚知覚、思考、感情、意志の宇宙的な意味について
Schicksalsbildung und Leben nach dem Tode
1915年11月16日-12月21日、ベルリン、
7回の講義(連続講義40)
●内容
・物質世界における霊的生活と死と再生の間の生活
・前回の地上生によって受ける経験と
それが次の受肉のための諸力へと変化すること
・魂生活の根底にあるものと予定されるより早い死の後の霊生活
・死後の生活から見た霊界と物質界との関係
・無意識的な魂衝動について
・クリスマスに思うことと自我の秘密
・今日の精神生活の闇と我々の時代の荒れた思考
Der Zusammenhang des Menschen mit der elementarischen Welt
Kalewala - Olaf Asteson - Das rissische Volkstum
- Die Welt von Gleichgewichtswirkungen
1912,1913,1914年に諸都市で行われた
7回の講義、その際の公開の6回の挨拶と1回の質疑応答
●内容
・カレワラ
特にカレワラに関する民族的な叙事詩の本質(公開講義)
四大元素界と人間の関係。フィンランドとカレワラ(3回の講義)
・平衡作用の結果としての世界
第四・第五後アトランティス文化期の基本的な体験
人間の有機体におけるルシファーとアーリマンの闘い
平衡作用の結果としての世界
・オーラフ・オステソン
オーラフ・オステソンの夢の歌、新年のお祝い
オーラフ・オステソン、目覚めている大地の霊
宇宙の新年、闇の時代の霊の眠りからの人間の魂の目覚め
・ロシアの民族性
ロシアの聴衆のための2つの挨拶
Das Geheimnis des Todes
Wesen und Bedeutung Mitteleuropas und die europaeischen Volksgeister
1915年1月31日〜6月19日に諸都市で行われた15回の個別講義
●内容(抜粋)
・人間の死の門の通過 − 生の変遷
・精神科学と死の謎
・ヨーロッパの歴史の深い諸関連
・キリスト衝の歴史的事件への介入
・倫理的衝動とその結果 ヨーロッパの諸民族のその民族霊への関係
・クリスマスのお祝いのオカルト的基礎 犠牲の死の意味
・戦争、病気のプロセス 中央ヨーロッパとそのスラブの東方
・時代霊と民族霊
・東と西の間の中央ヨーロッパ
・ルシファーとアーリマンの関係におけるキリスト
・宇宙の反映としてのエーテル体
・我々を超えた共有、我々の内なるキリスト
・死の門を通過する人間の体験
・認識による死の克服
Wege der geistigen Erkenntnis und der Erneuerung
kuenstlerischer Weltanschauung
1915年1月9日-3月2日、ドルナハ、13回の講義
●主な内容(抜粋)
・話すことと唱うこととして、創造的ファンタジーとして、
内的生活として、知覚可能な外的な自我
・思考の本質の知覚。地球進化における太陽の活動。
・真の芸術はイントゥイションの秘密へと遡る
・生の芸術的な理解との関連における死の問題
・瞑想と集中。霊視の三つの様態。
・ニーベルンゲンの歌とWilhelm Jordan
・バルドゥル神話と聖金曜日の秘儀
*この連続講義は、これに続くGA162の公開講義に続いています。
Kunst- und Lebensfragen im Lichte der Geisteswissenschaft
13回の講義 1915年3月23日ー8月8日 ドルナハ
これらの講義では、精神科学の認識から、人間の本質と意識の進化の歩みについて、霊的諸力と諸存在の活動について、そして地球進化にとってのキリスト事件の意義について、掘り下げて述べらている。
●内容(抜粋)
・すべての意識的精神生活の物質的基礎としての、神経組織における解体
プロセス。睡眠中に破壊を再構築する。
・私たちの思考のなかに宇宙思考が反映している。無から有を創り出すこと。
哲学者L.M.Deschamps.
・世紀の経過にともなう生活状況の変化。
・私たちが過去に古い月、太陽、土星上にいたということは、無意識のなか
から影響を与え続けている。
・原子の起源とその真の性質。
・「天と地は滅びるだろうが、私の言葉は滅びないであろう」というキリスト
の言葉の意味。
・私たちの物質界の知覚と、高次の世界の存在によって私たちが知覚
されること。
・認識の樹と生命の樹の二重性。
・思考に対する、西洋の人類と東洋の人類の関係。
Zufall, Notwendigkeit und Vorsehung
Imaginative Erkenntnis und Vorgaenge nach dem Tode
8回の講義、1915年8月23日ー30日と9月4日ー6日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・フリッツ・マウトナー。真理を探究することの困難さ。
・眠りと目覚め。人間のスピリッチュアルなオーラ。
・ヘーゲル。眠りの意識と覚醒意識。想起。偶然と必然の区別。
・フリッツ・マウトナー。人生の誤りとしての思考の誤り。
・必然と自由。必然と摂理。
・イマジネーション認識。グノームとウンディーネ。
・個と遺伝。死の謎。人類が若くなっていくこと。
・死後の人間。
Der Wert des Denkens fuer eine den Menschen befriedigende Erkenntnis
Das Verhaeltnis der Geisteswissenschaft zur Naturwissenschaft
11回の講義 1915年8月20日〜10月9日 ドルナハ
これらの講義の冒頭で、シュタイナーは、人間の思考と地上領域および超感覚的領域における人間の認識能力について語っている。第二部の講義「精神科学と自然科学の関係」においては、人智学的な認識が一般的な概念形成、とりわけ科学の概念形成とどう関係しているか、という今日なお当時と同様にアクチュアルな問題が述べられている。これに関連して、空間、時間、運動という力学的概念についてのこの巻の最後の講義もとりわけ啓発的である。
■GA165
キリスト衝動を通じての人類の霊的統合
Die geistige Vereinigung der Menschheit durch den Christus-Impuls
いろいろな都市での13回の講義 1915年12月19日〜1916年1月16日
●内容
・クリスマスの想いと自我の秘密。十字架の木と黄金伝説。
厩と羊飼いの劇の成立。
・古いクリスマスの劇と人類の消え去った霊的潮流について。
・認識の樹とクリスマスツリー。シュティフターの短編小説「水晶」。
・新年の考察。
・人間の感覚要素と思考要素の変化。
・キリスト衝動を通じての人類の霊的統合。
・概念界と、概念界と現実との関係。
Notwendigkeit und Freiheit im Weltengeschehen und im
menschlichen Handeln
5回の講義 1916年1月25日〜2月8日 ベルリン (チュクルス41)
●内容(抜粋)
・過去および未来との関連における必然と自由。
・プラハの時計。物質界における原因と作用の法則。
人間の行為における必然と自由。
・継起する出来事への霊的諸力の影響。
・ローマ性とゲルマン性の合流。スピノザ。
罰と意識。
・世界体験の荒廃と意志力の衰え。
Gegenwaertiges und Vergangenes im Menschengeiste
12回の講義 1916年 2月13日〜5月30日 (チュクルス42)
●内容
・人間の霊のなかの現在のものと過去のもの。
・人間の霊的ー魂的本質。
・より深い歴史の衝動を照らし出す光。
・記号、把握、言葉。
・人類の始源的啓示。
・イースターの考察。
・現代における生の欺瞞。
・トマス・モアの「ユートピア」。
・ミサと象徴。パラグアイにおけるジェズイット国家。
・霊に反抗する諸力。キリスト教の根本真理。
・ユダヤのハガダー(*)の一編。
・ホモ・エコノームス。
(*)ハガダー[Haggada] 旧約聖書に取材したユダヤ教の教訓的的説話。
Die Verbindung zwischen Lebenden und Toten
いろいろな都市での8回の個別講義 1916年2月16日〜12月3日
●内容(抜粋)
・死と新たな誕生との間の生。
・死と新たな誕生との間の生における人間の本質的要素。
・死というできごとと死後の期間という事実について。
・現代における魂の困窮はどうやって克服できるか。
社会的人間理解ー思考の自由ー霊認識。
・カルマの作用。個々の運命と人類のカルマ。
・今日の文化人の生の欺瞞。オカルト結社。
真の霊認識から発する衝動の必要性。
・生者と死者の結びつき。
イマジネーション、インスピレーション、イントゥイション。
・人間と霊的世界の関係。
Weltwesen und Ichheit
7回の講義 1916年6月6日〜7月18日 ベルリン (チュクルス43)
●内容
・聖霊降臨祭、私たちの自我が不滅であることの徴(しるし)。
・血液と神経。
・人間の十二感覚。
・人間の生体組織の各部分の相互作用。
・生の均衡。
・真理感情。
・イマジネーションへの道。
○GA170からGA176までは、「宇宙の歴史と人間の歴史」[Kosmische und menschliche Geschichte]として、全7巻のシリーズにまとめられています。これらの講義は第一次世界大戦中にとくにドルナハで行なわれたものです。これらの講義でシュタイナーは、外的に現われる歴史的出来事は、その背後にある霊的な流れと連関を認識することなしには理解され得ないということを明確に示そうとしています。今日の読者も、ここで述べられているようなことをふまえて、現在の紛争のより深い原因を探究していくことができると思われます。
Das Raetsel des Menschen
Die geistigen Hintergruende der menschlichen Geschichte
15回の講義 1916年7月29日〜9月3日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・デカダンの天才(オットー・ワイニンガー)。
イマジネーション認識のカリカチュア。
・人間における自然と魂的生活。
・ウラヌスとガイア。ある受肉から次の受肉まで至る作用。
・人間、二重存在。
・真、善、美。イマジネーション的心的生理学。
・宇宙的な意義における人間の認識。
・12感覚の領域と7つの生命プロセス。
・感覚プロセスの生命化と生命プロセスの魂化。
・現代の真理基準の気絶状態。
・記憶と習慣。
・思考を宇宙実質のなかに彫り込むこと。
・人間の物質的生体組織と技術的発明。
・フランシス・ベーコンによる、イドラ科学と唯物論の称号授与。
Innere Entwicklungsimpulse der Menschheit
Goethe und die Krisis des neunzehnten Jahrhunderts
16回の講義 1916年9月16日〜10月30日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・現代まで作用し続けるギリシア精神とローマ精神。
・歴史的生成のなかのルツィファー的存在とアーリマン的存在。
チンギス・ハーンとアメリカ大陸の発見。
・アメリカとアジアに残っているアトランティスの秘儀の影響。
・メキシコの秘儀の本質のなかのアトランティス衝動。
・ゲーテにおける、古い文化衝動の霊化。
テンプル騎士団の宇宙的知。
・ファウスト問題。イシス伝説。
・ヘンリー8世とトマス・モア。
・フランス革命の理想。磁気と電気。
・19世紀におけるキリスト理解。
ダーウィン、クロポトキン、H. P.ブラヴァツキー。
・西洋では幸福を求め、東洋では救済を求める。
・地球との関係における、人間と動物。
・ピコ・デラ・ミランドラ。グノーシスの抑圧。
Das Karma des Berufes des Menschen in Anknuepfung an
Goethes Leben
10回の講義 1916年11月4日〜27日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・霊的現象としてのゲーテの人生。
・ゲーテの生におけるリズム。
・創造的活動および職務と地球の全進化との関係。
ヤーコプ・ベーメ。
・職業と公職。精神分析。人生の運命的な形成。
人間の本質的構成要素ーー職業のカルマにとっての意味という点で。
・遺伝衝動と以前の地球生活の衝動。
・運命の問題という光に照らしたガリレオ・ガリレイの人生。
・言葉から神性が失われること。ジェイムズ・ワット。
・魔術としての現代の技術。
・祖先崇拝、多神教、一神教、ゴルゴタの秘蹟。
ルツィファーと月の秘密。ミトラとキリスト。
Zeitgeschichtliche Betrachtungen
Das Karma der Unwahrhaftigkeit - Erster Teil
13回の講演 1916年12月4日〜31日 ドルナハ
1916年12月21日 バーゼル
●内容(抜粋)
・ヨーロッパの政治情勢。1914年の対戦勃発へ。
・ピョートル大帝のいわゆる遺言状。
ブリタニア精神とローマ精神。汎スラヴ主義。
・フランツ・フェルディナント大公。サライェヴォの暗殺事件。
ルードルフ大公。
・政治的な戦闘手段としての殺人。
イギリス帝国主義とフランス帝国主義。
・トマス・モアの「ユートピア」。イタリアの統一。三国同盟。
・ドイツにおける国家思想。1871年の帝国樹立。
ヨーロッパの同盟組織。
さまざまな民族に見られる未来のスピリチュアルな力。
・宿命的にもっとも重要な時代のクリスマス。
・イングヴェオーン族(*)における秘儀の叡智。
バルドゥル、ロキ、ヘーズル。クリスマスの秘儀と復活祭の秘儀。
・近代史におけるオカルト的なもの。宗教改革、三十年戦争。
・社会のできごとにおける有毒な作用。阿片戦争の霊的背景。
社会的「癌腫」。毒の効力。
*北海沿岸地方に住んでいた古代ゲルマン人の一部族。
Zeitgeschichtliche Betrachtungen
Das Karma der Unwahrhaftigkeit - Zweiter Teil
12回の講義 1917年1月1日〜30日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・虚偽のカルマ。人間の高次の本性のなかの有毒な作用。
・国家主義、帝国主義、スピリチュアリズム。
・諸民族の事件のなかの悲劇性と罪。
・人間のなかの意識下の魂衝動。自我を解き放つこと。
・ヨーロッパの過去と未来。中間というカルマ。
・生者と死者との交流において破壊的な虚偽のカルマ。
精神科学を身につけること。
・死後の生と関連する人間の三分節。
・睡眠の意識と死後の意識。集団エゴ的なオカルト衝動。
・量と数。プラトン年。地球の呼吸についてのゲーテの研究。
・古代の叡智と、未来におけるエーテル的霊視。
Mitteleuropa zwischen Ost und West
ミュンヘンでの12 回の講義 1914年9月13日、12月3日
1915年3月23日、11月29日
1916年3月18日、20日
1917年5月19日、20日
1918年2月14日、17日 5月2日、4日
●内容(抜粋)
・大戦勃発の霊的背景。
・さまざまな民族魂について。
・さまざまなヨーロッパ民族の課題と運命。
・死後の魂体験。
・ロシア人の本質。H.P.ブラヴァツキー。
・人間の本質的構成要素と自然界。
・人類が若くなっていくこと。
・自由・平等・友愛。
・故人たちとの交流。
・ミカエルの霊的闘い。
世界的カタストロフィーのより深い原因。
・今日の教育の課題。
Die geistigen Hintergruende des Ersten Weltkrieges
シュトゥットガルトにおける16回の講義
1914年9月30日 1915年2月13,14日 11月22日〜24日
1916年3月12,15日 1917年5月11,13,15日
1918年2月23,24日 4月23,26日 1921年3月21日
●内容(抜粋)
・民族魂サイクルによる、民族の運命の理解。
霊性の師としての戦争。
・戦争という出来事の秘密の背景。
エーテル的形姿をとってのキリストの出現。
中部ヨーロッパの課題。
・多数の戦死の意味。
・死後の魂体験。
・死の謎。早逝した人たちの霊界での働きかけ。
・ロシア民族の根本特性。
中央ヨーロッパとアングロ=サクソンのオカルティズム。
・私たちの次の受肉の形成。
・唯物論を避けられないこと。人類が若くなっていくこと。
・生のリズム。霊意識の喪失。
・故人たちの魂との交流。歴史的生成における死者たちの共同作用。
・1879年という年の意味。ウィルソン。
・霊の創造としての感覚的に知覚できる現実。
ゲーテは精神科学のなかに生き続けていること。
・戦争責任問題。モルトケ回想録。
Bausteine zu einer Erkenntnis des Mysteriums von Golgatha
Kosmische und menschliche Metamorphose
17回の講義 1917年2月6日〜5月8日 ベルリン (チュクルス44,45)
●内容(抜粋)
・唯物論と霊性。
・魂の力の変容。
・人間の魂と、聖霊、子なる神、父なる神との三つの出会い(*)。
・道徳的なものの芽生える力。
・人間の魂と宇宙。
・人間と地球外的なもの。
・サン・マルタンの「錯誤と真実」について。
・パレスティナの秘儀。
パウロの、プシケ的人間とプノイマ的人間。
・異教の秘儀。体、魂、霊の三分説。
・病、不幸、自己欺瞞としての反宗教性。
・物質的なものと道徳的なもの。
・秘儀と人生。
・ローマ帝国とキリスト教。
・背教者ユリアヌス。
マニ教の教えとアウグスティヌス原理。
・キリストの第二の磔刑。
・古代の祭祀の余韻。
・魂の眼。
*この講義(1917年2月20日)は、イザラ書房「天使と人間」(訳・松浦賢)の 第5章に収められている。
Menschliche und menschheitliche Entwicklungswahrheiten
Das Karma des Materialismus
17回の講義 1917年5月29日〜9月25日 ベルリン(チュクルス46,47)
●内容
・人間と人類の進化の真理:人類の個人的年齢と普遍的年齢。
・新しい活きた概念の必要性。宇宙の霊と自然の霊。
・現代の科学精神。
・科学的な時代現象。
・現代の戦う人間たち。
・自己認識の困難さ。
・連続する地球生活。
・人間と真理の関係。
・唯物論のカルマ:精神生活における忘れられた音調。
・誤ったアナロジー。
・呼吸と認識におけるリズム。
・魂的安楽に抗する霊の勇気。
・キリストと現代。
・時代観察。
・ルター。ルター、ヤヌスの頭。
・精神科学と洞察。
Die spirituellen Hintergruende der aeusseren Welt
Der Sturz der Geister der Finsternis
14回の講義 1917年9月29日〜10月28日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・世界のカタストロフィーの背景について。
・人類の知的進化と道徳的進化の不一致。
・唯物論的な幻影としての地上的完全さを求めること。
・生に敵対するエレメンタル存在の課題。
人間を通じて破壊的な力を操作すること。
・地球の死滅と人間の肉体。
肉体から独立した人間の魂の進化の必要性。
・生きた思考世界が今日の知性によって殺されること。
・ルターの個性。教育の本質にとってのカルマ思想の意味。
・ミカエルと龍の闘い。アーリマン的霊の転落。
・アーリマン的存在は人間の思考の支配を目指す。
・ロマン・ボースによる「全体労働契約」。
・1879年以来の闇の霊たちの働き。
・オズワルト・マールバッハ。
・歴史的生成における霊的経過。
Individuelle Geistwesen und ihr Wirken in der Seele
des Menschen
9回の講義 1917年11月6日〜25日 ザンクト・ガレン、チューリヒ、
ドルナハ
●内容
・超感覚的なものの認識と人間の魂の謎。
・ドッペルゲンガーの秘密。地理学的医学。
・外的なできごとの舞台裏で。
・精神分析に関する二つの講義。
・個体的霊存在と統一的な宇宙の根源。
この講演集のなかの、1917年11月10日と11日のドルナハにおける講義の邦訳は、「魂の隠れた深み」(冥王まさ子/西川隆範訳 河出書房新社)のなかに、「フロイトとユング(1)(2)」という題で収められています。
Geschichtliche Notwendigkeit und Freiheit
Schicksalseinwirkungen aus der Welt der Toten
8回の講義 1917年12月2日〜22日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・人間のなかの物質界と霊界との間の境域。
神経組織の統一機能。表象と現実。
・私たちの感情体験と意志体験への死者たちの働きかけ。
動物的に活気あるものの秘密。
自然の必然と高次の宇宙秩序。
・生者と死者の共同体。
・宇宙のリズムのなかの人間。
縛られたケンタウロス。
・人間の本質的構成要素の発達。道徳的ファンタジー。
・自然のなかに結果をもたらさない原因と、原因のない霊的結果。
・自由な行為の成立。死者たちの意識のリズム。
・知性と意志。
Mysterienwahrheiten und Weinachtsimpulse
Alte Mythen und ihre Bedeutung
16回の講義 1917年12月23日 バーゼル
1917年12月24日〜1918年1月17日 ドルナハ
●内容(抜粋)
・Et incarnatus est.(そして肉となった)
歴史上のできごとの周期。
・処女神パラス・アテーナ。人類の生成にともなう各時代の星相。
・古代の秘儀を誤解すること。
・ゴルゴタの秘蹟により有害な力が調停される。
・誕生と死の秘密。
・宇宙と向き合う方法、エジプト的、ギリシア的、イスラエル的な。
・意識の進化にともなう魂の状態の変化。
・オシリスはどうやって新生に至るか。
・遺伝の原理。
・人類が若くなっていくことー老いていくこと。
・頭部人間としての人間と胴体人間としての人間。
・宇宙の謎の解明としての人間。
・ヨーロッパの状況の9世紀、14世紀、15世紀について。