講演と論文・秘教学院の歴史と内容の公開-2
●GA264 エソテリックスクール第一部門の歴史と内容
●GA265 エソテリック・スクール認識祭礼部門の歴史と内容
●GA266 エソテリック講座の内容から
●GA267 魂修行 第一巻
●GA268 魂修行 第二巻
●GA269 自由キリスト教の授業の祭式のための典礼テクスト
●GA270 ゲーテアヌム精神科学自由大学第一クラスのためのエソテリック指導
Zur Geschichte und aus den Inhalten der ersten Abteilung
der Esoterischen Schule 1904 bis 1914
書簡、回状、資料、講演。
シュタイナーに指導された「エソテリックスクール」は、1904年から、1914年夏に第一次大戦勃発によって中断されるまで、三部門から成り立っていた。1924年になってようやく、シュタイナーはエソテリックスクールの再開に取りかかった。この巻には、エソテリックスクール第一部門に分類されるべきすべての基礎事項が含まれている。
●内容
・導入のために:オカルト運動の歴史におけるシュタイナーの位置づけ。
・自由な秘教ーー方法論の問題(ヘラ・ヴィースベルガー)。
1. エソテリックスクールの成立史と第一部門の教育材料から(1904〜1914)
2. 1907年における、エソテリックスクール・オヴ・テオソフィーの東西
スクールへの分化の歴史について。
3. 運動、エソテリック・スクール、協会の関係:講演、挨拶の筆記録とメモ。
付録:編集者のあとがき。詳細な索引。
Zur Geschichte und aus den Inhaltn der erkenntniskultischen
Abteilung der Esoterischen Schule von 1904 bis 1914
1904年から1914年まで、及び新たに付加された1921年から1924年までの認識祭礼上の活動のための書簡、資料、講演。
この巻に見られる資料は、1904年から1914年までエソテリック・スクールの第二、第三部門を形成していた認識祭礼的な活動グループの、外的、内的な歴史に関わるものである。第一部門においては、個人的、内的な進化のための助言が与えられたのに対し(GA264参照)、第二、第三部門では儀式的行為における本質的な事柄が扱われた。
Aus den Inhalten der esoterischen Stunden
Gedaechtnisaufzeichnungen von Teilnehmern
いわゆる「エソテリック講座」[Esoterische Stunden]に相当するのは、多くの場所における初期のエソテリック・スクール内部でシュタイナーによって行なわれた講義である。講義中に筆記することは許されなかったため、記憶に残っていることを後から確認することができるだけだった。
記録者たちは、一般的な精神科学の教授内容にも、修行の方法に関する著作にもよく精通していたので、メモとはいえこれらはーー断片的なもであることも多いけれどもーー、シュタイナーに示された方法で瞑想的な修行に励んでいた多くの人々を、当時まる十年にわたって擁し続けることのできた秘教的(エソテリック)な指導のありかたについて、なおも生き生きとした印象を伝えてくれるものである。ここではとくに、一般的な修行がさまざまな観点から詳細に説明されている。つまり、修行の途上で経験されることも描写されているし、基本的にはすでによく知られている教授内容もより詳しく述べられている。
「顕教的(エクソテリック)な講座と秘教的(エソテリック)な講座の違いは、前者では教えや知識が受け入れられるのに対し、後者においては何かが体験される、ということです。」(ルドルフ・シュタイナー)
●内容:
カール・ウンガー:ルドルフ・シュタイナーと秘教の本質。
1. 高次の認識を独自に獲得するための基本条件の説明(4回の講義のメモ)。
2. シュタイナーの書き下ろしによる瞑想テクスト。
3. 1904年から1909年のエソテリック講座の内容から(参加者の覚え書き)。
栄養について。
Seelenuebungen -- Band I
Uebungen mit Wort- und Sinnbild-Meditationen zur
methodischen Entwickelung hoeherer Erkenntniskraefte, 1904-1924
●内容より
・ヘラ・ヴィースベルガーによる導入:シュタイナーの全著作における
人智学的な修行法の提示のために。
1. 一般規則。オカルト的進化を成し遂げようとするひと全員が自身に
課さなければならない一般的必要条件(いわゆる予備的、副次的な行)。
追加規則。一週間の日々のために。瞑想し、生活の中で考慮すべき十二の
徳(毎月の徳)。
2. 朝夕の主要な修行。
A:それぞれ同音の瞑想の言葉による九つのグループの修行。
B:個別に形成された瞑想の言葉による修行。
C:その他の瞑想テクスト。
3. 修行についての解説。
付録(注釈と索引)。
Seeelenuebungen -- Band II
Mantrische Sprueche
Ritualtexte fuer die Feiern des freien christlichen
Religionsunterrichts
und das Spruchgut fuer Lehrer und Schueler der
Waldorfschule
シュタイナーが1919年に最初の自由ヴァルドルフ学校を設立したとき、「治外法権的」に学校に信条を与えていた宗教の授業のほかに、両親がもはやいかなる教会とも結びついていない子どもたちのために、彼らを宗教的な指導のないままにしておかないように、いわゆる自由キリスト教の授業が準備された。するとそくざに、この生徒たちのために日曜日の宗教的な祭式も形にしてもらえないか、とシュタイナーは問われた。こうして徐々に、この生徒たちのグループのためにさまざまな儀式的祭式が特別にできあがっていった。これらの「儀式テクスト」[Handlungstexte]は、教師と生徒のための言葉(モットー)も付されて今回始めて公開される。
●内容
・ルドルフ・シュタイナー:学校儀式について。
・典礼テクスト。
・福音書テクスト。
・ヘルベルト・ハーン、マリア・レシュルーレールス、ルネ・マイコフスキー
の寄稿による、学校儀式の成立史と形成について。
・教師のための言葉。
・生徒のための言葉。
Esoterische Unterweisunen fuer die erste Klasse der Freien
Hochschule fuer Geisteswissenschaft am Goetheanum 1924
四巻版、ルドルフ・シュタイナー遺稿管理局とドルナハ・ゲーテアヌム の精神科学自由大学の協力により編集された。
ドルナハで1924年2月15日から9月20日までの間に行なわれた19回の授業と7回の再授業、及び1924年の4月と8月にプラハ、ベルン、ロンドンで行なわれた4回の個別授業。再現された黒板絵のとシュタイナーの手書き草稿。