■GA277 オイリュトミー、語る魂の啓示
ゲーテのメタモルフォーゼ観の人間の運動領域におけるさらなる形成
■GA277a オイリュトミーの発生と発展
■GA278 オイリュトミー、見える歌/トーンオイリュトミー講座
■GA279 オイリュトミー、見える言葉/ラウトオイリュトミー講座
オイリュトミーに関する邦訳文献としては、「オイリュトミー芸術」(高橋巌訳 イザラ書房)「オイリュトミー」(高橋巌監修 泰流社)があります。
「オイリュトミー芸術」にはGA279、GA277などからシュタイナーの講義、オイリュトミー公演に際しての挨拶、説明などが訳出されています。
「オイリュトミー」はアメリカで出版された "Eurythmy: essays and anecdotes"(1980, Schaumburg Publications, Inc.)の訳で、シュタイナーの講義、説明をはじめ、ミヒャエル・レーバー、エルゼ・クリンク、タチアナ・キセレフといったそうそうたるオイリュトミストたちのエッセイや論文、それに座談会(高橋巌+笠井叡+西川隆範+鎌田東二)なども加えられています。写真や図版も多く、興味深い一冊です。
Eurythmie. Die Offenbarung der sprechenden Seele
Eine Fortbildung der Goetheschen Metamorphosenanschauung
im Bereich der menschlichen Bewegung
1918年から1924年までのオイリュトミー公演のための挨拶、メモ帳への記載とプログラム。
●内容
・オイリュトミーの原理と発生。
・芸術の原性格。
・新しい空間運動芸術による神殿舞踏の改革。
・新しい運動芸術オイリュトミーはどうあろうとしているのか。
・オイリュトミー芸術の根本思想。
・オイリュトミーの本質。
・真に新しい芸術の開始。
・私たちの文化の未来の要素オイリュトミー。
・オイリュトミーの教育的・衛生学的意味。
・オイリュトミーをいかに受け取るべきか。
・魂の浸透した体操としてのオイリュトミー。
・演劇的表現手段としてのオイリュトミー。
・舞踊、パントマイム、オイリュトミー。
・教育の手段としてのオイリュトミー。
・オイリュトミーの教育的要素。
・しぐさとオイリュトミー的身振り言語。
・オイリュトミーを通しての重力の克服。
・身振りの本質。
・言語のイマジネーション的啓示。
・全人の言語オイリュトミー。
・彫塑とオイリュトミー。
・治療オイリュトミー。
・オイリュトミーと人相の表現。
・オイリュトミーを通しての詩と言葉の拡張。
・オイリュトミーの照明。
☆このGA277は1980年絶版。現在再刊計画中とのことです。
Die Entstehung und Entwickelung der Eurythmie
第一課程:ディオニュソス的要素 1912年ボトゥミンゲン
第二課程:アポロン的要素 活発な言語形式の魂的形成のための指導
1915年ドルナハ
および1913年から1925年までのオイリュトミー公演に際しての挨拶、プログラム、ポスターと広告のための告知、オイリュトメウムにおける会議(1924年4月30日シュトゥットガルト)、オイリュトミーのための六つのフモレスケ、解説(マリー・シュタイナー、ロリー・マイアー=シュミッツ、タチアナ・キセレフ、エルナ・ヴァン・デヴェンター、ヘンドリカ・ホレンバッハ、エリザベト・ドルフュス=バウマン)、詳細な索引、多数の図とファクシミリ。
Eurythmie als sichtbarer Gesang
Ton-Eurythmie-Kurs
オイリュトミストのための8回の講義 1924年2月19日から27日
およびそのためのメモ帳記載。
●内容
・長調と短調の体験。
・音楽的なものの身振り。
・和音と和声的なもののメロディへの分解。
・時間のなかでの音楽的モティーフの運動。
・合唱オイリュトミー。
・音符と休符。
・音楽オイリュトミーへの発端は鎖骨にある。
・音の高さ、音の長さ、音の強さ、テンポの変化。
・付録:講義のためのスケッチ(ファクシミリ)。
Eurythmie als sichtbare Sprache
Laut-Eurythmie-Kurs
オイリュトミストのための15回の講義 1924年6月24日から7月12日 ドルナハ
およびその前の2回の講義(*) 1922年8月4日 ドルナハ
1923年8月26日 ペンメンモア
メモ帳への記載
●内容
・オイリュトミー芸術。
・オイリュトミー、その本質と発生。
・見える言葉としてのオイリュトミー。
・個々の音の性格。
・経験された身振りと形成された身振り。
・個々の音とその関連。
・詩における魂の気分の内容。
・個々の魂の状態の心情気分と性格、
心情の内容としての色彩。
・言語的なものの彫塑的形成。
・記号としての言葉と関連のなかの言葉。
・形成された発話。
・人間の本質から生じるフォルム。
・身振りとフォルムのなかでの生。
・フォルムと運動のなかでの人間の魂の流出を通しての
道徳的ー魂的治癒作用とその人間全体への反作用。
・音声の身振りから見出される魂の気分。
・言葉の分節化、詩節の内的分節化。
・オイリュトミーにおいては全身が魂とならねばならない。
・付録:講義のためのスケッチ(ファクシミリ)。
*この2回の講義の邦訳は、「オイリュトミー芸術」(高橋巌訳 イザラ書房)に収められています。